2018年6月 6日 (水)

藤井女流2級インタビュー

本戦進出、ならびに女流2級昇級を決めた藤井新女流2級にインタビューしました。

――本局を振り返って。勝負どころを教えてください

藤井 △5五歩(36手目)と仕掛けたところは、ほかにもいろいろな手があったと思うのですが、自分としては黙ってゆっくりした展開はよくならないと思っていきました。感想戦でも出てきたとおり、結果的に無茶をしてしまったかなあという印象です。本譜は思ったよりも攻めがつながったので、びっくりしています。

_36Fujii10 (まだ緊張の色がうかがえる)

――本戦進出が決まりました。感想と意気込みをお願いします

藤井 アマチュアのときにリコー杯に出させていただいたときは、一次予選で負けて帰ることしかできませんでした。いま、二次予選が初めてのうえに勝ったこと、対局があることはうれしいです。序盤をもっと修正して、次も頑張りたいと思います。

――ファンの方々に向けて

藤井 2017年は7連敗でスタートしたので、皆様にいろいろハラハラドキドキ、明らかにハラハラさせてしまいました。自分にとって、いまの状態は本当に信じられない奇跡のような気がするので、気を引き締めてこれからも頑張っていけたらなと思います。

Fujii12 (笑顔を見せたが、まだ緊張が解けない様子)

――女流2級昇級を果たしました

藤井 ずっとひとりではここまで来られませんでした。いろいろな方々に本当に支えていただきました。『人の間に生きるから人間て書くんだよ』のような言葉がありますが、そのとおりだったんだなというくらい多くの方々に支えていただけました。変わらずにこれからもお世話になると思いますが、頑張っていきたいと思います。

以上で本日の中継を終わります。次の二次予選の対局は明日、東京・将棋会館で行われる竹俣紅女流初段-里見咲紀女流初段戦です。本日はご観戦くださいましてありがとうございました。