2016年11月25日 (金)

徳川家康が築城し、余生を送った駿府城の跡地を整備した公園。二重の堀と美しい石垣に囲まれた園内には、巽櫓・坤櫓の2つの櫓があり、それぞれの内部の見学ができます(有料)。広い芝生広場や花壇、遊具のある広場、日本庭園のついた茶室などもあります。

駿府城公園

坤櫓

◆坤櫓(ひつじさるやぐら)◆
坤櫓は二ノ丸南西の隅にある櫓で、2層3階の構造となっています。櫓は防御の拠点や見張り場などとして建てられますが、坤櫓には、櫓が保管されていることを記した古文書が存在し、武器庫としても機能していたことがわかります。

徳川家康公の像
(徳川家康公の像)

富士山
(本日は天気がよく、紅葉の向こう側に雪に染まった富士山が見えます)

再開前
(再開前の対局室)

高浜女流2級
(記録係の高浜愛子女流2級)

加藤女流王座
(12時57分、先に加藤女流王座が部屋に戻った)

加藤女流王座

里見女流四冠
(里見女流四冠は12時59分に入室)

里見女流四冠
(再開時刻を過ぎても里見女流四冠の考慮は続いた)

対局室

▲7七銀
(里見女流四冠側から見た盤面。43手目▲7七銀まで)

対局室
(スタッフがほうじ茶のポットを入れ替えている)

盆
(整理された盆の上)

花
(ウメモドキ、オランダ玉菊、唐楓が飾られている)

昼食
(加藤女流王座の昼食)

【八寸】海老芝煮、山葵つんつん漬け、アメーラトマト、茹でしらす、玉子焼き
【造り】鮪、白身魚(いとより)
【焼物】ネギ鮪焼き、黒はんぺん、山葵漬け
【揚物】桜海老のかき揚げ、天つゆ、塩
【蓋物】牡蠣茶碗蒸し
【食事】とろろ茶蕎麦(冷)
【甘味】フルーツ

昼食

里見女流四冠の昼食は、上記の【食事】が十八穀米、味噌椀、香の物になっています。

12時ちょうど、43手目▲7七銀の局面で里見女流四冠が38分考えて昼食休憩に入りました。ここまでの消費時間は▲加藤女流王座15分、△里見女流四冠1時間33分。昼食は両者ともに松花堂弁当です。対局は13時から再開されます。

▲7七銀

本日の対局場である「浮月楼」は、静岡県静岡市にある料亭、結婚式場。元々は徳川幕府の代官屋敷であり、十五代将軍・徳川慶喜は大政奉還後の1869年(明治2年)から20年にわたってこの地に居住しました。緑の名園は、当時日本随一と言われた京都の庭師・小川治兵衛によって造られたもの。創業は1892年で、静岡の迎賓館として120年以上もの歳月を歩み続けています。

女流王座戦の対局で使用されるのは、4期連続4回目。過去には第70期(2012年)名人戦第4局▲羽生善治二冠-△森内俊之名人戦や、第73期(2015年)名人戦第4局▲羽生善治名人-△行方尚史八段戦も行われた場所です(肩書は当時)。

明輝館
(浮月楼・明輝館)

弓反り橋

【弓反り橋】
古い昔から池に景を添えている木橋。本館から明輝館へと渡ることができます。

石碑

【石碑・和寛】
1902年(明治35年)、徳川慶喜が来館した記念に作られたもの。最上部に慶喜の書を彫り、浮月楼を題材にした秋月種樹の漢詩と中邨秋香の由来文を配してあります。

お茶室

【お茶室】
戦災の後に建てられた茶室。池に浮かぶ風情が美しく、婚礼の写真撮影やお茶会で人気を集めています。

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【台湾竹】
新しい文物を好んだ徳川慶喜が当時珍しかった台湾の竹を手植えしたもの。秋には筍が伸びてきます。


◆浮月楼◆
【住所】 静岡県静岡市葵区紺屋町11-1(JR静岡駅北口より徒歩3分)
【電話番号】 054-252-0131
【ホームページ】 http://www.fugetsuro.co.jp/