2014年7月18日 (金)

寄せ合い

20140718d

図は△6七桂不成と金を取った手に対し▲5八玉と上がった局面。後手が調子よく迫っているようだが、先手玉も右辺に逃げ出せる形になった。図から△6六桂は▲4七玉△6八馬▲6六馬と、先手の駒も急所に利いてくる。先手は駒が入れば▲2三香成から一気に後手玉を詰ます筋もあるため、後手はむやみに駒を渡すわけにはいかない。自玉と相手玉、双方の詰み筋を同時に読む必要があり、精度が求められる厳しい局面だ。