▲7六歩△3四歩▲5六歩の出だしから、先手の真田女流二段の注文に、後手の中倉女流二段が乗る形で、序盤から後手が馬を作る展開になりました。
11時半頃指した▲4五歩の仕掛けから積極的に動き、真田女流二段がペースをつかみました。
14時半頃、▲3三銀成の局面。馬を銀で取り、先手の流れが良さそうです。しかし、中倉女流二段も懸命に粘り、106手目にチャンスが訪れました。
17時20分頃の局面です。この角打ちは難解ながらも詰めろではなかったため、△4七銀と打つ手がありました。▲7八角では△3八銀成から先手玉が詰んでしまいます。▲3九銀と受けるのならば△3八銀成▲同銀で、千日手に逃れることができました。
そこから先は先手が勝ちになっているようです。時計の短針が半周した頃には決着がつき、125手で真田女流二段の勝ちとなりました。