2013年7月29日 (月)

64 図は▲5三歩成に対して△6一飛と引いたところ。
代えて△5三同銀▲5五角△3三桂(参考図)の進行が検討されていました。

Henka2 

68 本譜は△6一飛から▲5四と△4六歩▲4四と△同金と角銀の取り合いになりました。
これは後手がうまくやったのではないか、と控室を訪れた棋士。
ここで▲4六銀などと手を渡されて、どう指すかと言われています。

33

▲鈴木-△伊藤戦は▲7六歩△3四歩▲2六歩△4四歩の出だしから相居飛車になりました。
図は10時45分ごろの局面。 鈴木女流二段は自陣へ角を打ちました。
次に▲2四角と切る狙いで、△同銀▲同飛と進めば歩切れの後手は受け方が難しいです。
したがって、ここは後手も△4二角や△5一角と自陣へ角を打つ展開が予想されます。

Ricoh201109210235

こちらの図は第1期リコー杯女流王座戦準決勝▲加藤桃子奨励会1級(当時)-△伊藤沙恵奨励会1級戦の35手目。
▲6六歩と△8四歩の交換が入っている以外は本譜と同じ形です。
ここで伊藤1級は△5一角と打っていました。のちに△7四歩~△7三角の活用を見ています。
伊藤1級は当時の経験を生かすことができるでしょうか。