2012年9月 3日 (月)

記者会見

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日本将棋連盟理事・北島忠雄六段
「今回の本戦トーナメントは、里見香奈女流四冠や上田初美女王を中心に展開するのかなと考えておりましたが、挑戦者になった本田小百合女流二段は、2回戦で上田女王を、そして挑戦者決定戦で里見女流四冠を破って挑戦者になるという素晴らしい結果を出されました。加藤桃子女流王座は、将棋会館で若い棋士と研究している姿を見かけます。この1年間でどれだけ成長したか番勝負で見せてくれるものと期待しております」

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加藤桃子女流王座への質問

――本田女流二段の印象は
「本田さんは、昨年私が初めて女流棋戦に参加させていただいて緊張していたときに、対局前に声をかけていただきました。とても嬉しく、素晴らしい方だと思っております。今回女流王座戦の対局を見ていて、序盤から凄く積極的で中終盤は余裕のある指し方をされていると思いました」

――五番勝負に向けた意気込みをお願いします
「今回は上海で対局させていただくなど、凄く楽しみにしております」

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――女流王座として過ごしたこの1年間はいかがでしたか
「この1年間は数字の上ではいいものではなく、奨励会でも負けが込んで自信を失った時期もありました。ただ、今は調子も戻り自信も取り戻すことができました。成長することはできた1年だったと思いますし、これからの五番勝負が1年の締めくくりになると思いますので、ここで力を発揮していきたいと思っています」

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――今日の一局を振り返って
「今日は里見さんとの大一番ということで緊張しました。対局開始から居飛車で始まりまして、あまり予想していませんでしたので驚きましたが、落ち着いて指そうと思いまして、自分の将棋にはできたかなと思います。終盤は寄せ損なってもつれてしまったところもありましたが、なんとか押し切ることができて良かったです」

――タイトル初挑戦について感想をお願いします
「棋士になってから20年ぐらい経つのですが、初めて大舞台に立てるということで嬉しいのと、いろいろと複雑な思いがありますけれども、精一杯頑張りたいと思います」

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――加藤女流王座の印象は
「加藤さんはいつもかわいらしくて、他の棋戦のときなども、いつもお会いするとお話したりします。盤上ではとても厳しくて、終盤も凄く強いという印象がありますので、私もそれに負けずに勉強したいと思っております」

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(八雲)