2011年12月 6日 (火)

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図で▲5三銀成△同金▲6六銀△4六桂(参考図)が検討されていますが、そこで先手の応手が難しいと言われています。自然な手は▲4八金ですが、それは△8六飛で困りそうです。
「先手優勢と言われていましたが、かなり難しい将棋になりましたか?」(関係者)
「もはや『難しい』を通り越して、後手有望になったかもしれません」(検討陣)

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(鋭く追い上げる清水女流六段。写真は朝の表情)

(牛蒡)

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序盤から先手優勢と言われていましたが、1図で▲4四歩△同歩▲4三歩の攻めの評判が芳しくありません。「▲4四歩以下の攻めは指しすぎでは?」という意見もありました。
1図から▲4四歩△同歩▲4三歩△8六歩▲同歩△6五歩と進んで2図。後手の飛車と角に活が入りました。控室では「後手が息を吹き返して、大変な将棋になっている」と言われています。

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(朝の加藤奨励会1級。状況の変化にうまく対応したい)

(牛蒡)

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(検討陣が次々と入れ替わって、さまざまな意見が出されている)
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(窪田流の解説・検討が名調子で、控室はおおいに盛り上がった)
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(片上大輔六段と田中四段も思わず笑顔に)
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(矢内理絵子女流四段)
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(しばらくして谷川治恵女流五段も来訪)
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(LPSA所属の石橋幸緒女流四段が控室を訪れた)

(牛蒡)

13時30分から2階の研修室で指導対局が行われています。
指導を受ける方のなかには、iPadやスマートフォンで棋譜を取る方もいました。指導対局も現代風になっています。

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(井道女流初段)
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(中川大輔八段)
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(瀬川晶司四段。15時からは大盤解説会を担当する)
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(こちらは瀬川四段のブース。立ち見で見学されている方もいるなど大盛況だった)

(牛蒡)

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先手が4筋の歩交換に出て図の局面。先手が快調に攻めています。
控室では▲4二飛成を受けて△4三銀打や△3一銀打が検討されています。しかし、すでに△1二金と我慢したところで、さらに持ち駒の銀を受けに使うのではつらい。清水女流六段は銀ではなく△4三歩と受けました。

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(継ぎ盤では△4三歩以下、▲3四飛△5四歩▲3三桂成が並べられていた)
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(野田澤彩乃女流1級と藤田綾女流初段)
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(40手目△8一飛と48手目△4三歩には44分の考慮時間が記録された)

(牛蒡)