2018年4月14日 (土)

Dsc_0643(終局直後の両対局者)

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―― 初のタイトル戦で、本局はどのような気持ちで?

高見 初めての対局で緊張がありましたが、1月29日に七番勝負進出が決まって、2ヵ月半ほど時間があり前向きに積み重ねてきました。
2ヵ月半やってきたことによって、力が上がっているはずといい聞かせて指していました。

―― 本局は横歩取りになりました。ある程度は予想通りでしたか。

高見 前夜祭でも横歩取りを予想されていたようですが、横歩取りで今期の叡王戦で、強い方に勝てたので、できれば指したいと思い、温めていた作戦でした。

―― 夕食休憩のあたりはどのように?

高見 後手番でスローペースになりましたが、アクセルを踏むと一期に終わってしまうような局面が続きました。夕食休憩のところはよくわからず、局面を進めて、
また考えようと思っていました。

―― どのあたりでよくなったと思いましたか。

高見 △7四桂と銀取りにかけたところは、受けにくいと思いました。

―― 第2局目以降については。

高見 第2局以降、経験していない場所で指せるので、前向きに楽しむ気持ちも忘れずに臨みたいと思います。

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―― 初のタイトル戦でしたが。

金井 七番勝負の組み合わせ決まってから、一定の期間がありましたので、この日のために過ごしてきました。気持ちを乗せて指せればと思っていました。

―― 横歩取りは予想されていたと思うのですが。

金井 横歩取り自体は予想できていましたが、細かい工夫の中で、どうバランスを取っていくのかが難しいと思いました。

―― 夕食休憩のあたりは?

金井 ▲7五金が悪い手だと思うのですが、その前からどう指せばいいかわからない局面が続いて、自分で形勢判断ができていなかったのが
よくなかったと思います。

―― 最後は後悔の念を持たれて指されていたということですか?

金井 △7四桂からは勝負どころはないと思います。

―― 第2局以降はどのような気持ちで?

金井 第1局は負けましたが、これで終わりではないので、切り替えて臨みたいと思います。

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第3期叡王戦決勝七番勝負第1局の▲金井恒太六段-△高見泰地六段戦は、19時57分に76手で高見六段の勝ちとなりました。消費時間は▲金井4時間47分、△高見3時間39分。第2局は4月28日に福岡県宗像市「宗像大社」で行われます。

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図は高見六段が△8九角と打った局面。控室の福崎九段は「これは局面の検討が終わってしまうようなところだね」と話す。また△8九角に「決め手級」の声が聞こえる。高見六段が第1局を勝って好スタートを決めそうだ。

「△8九角に受けが利かない形に見えます。厳しいですね」と大盤解説で解説している佐々木大四段。

Dsc_0634(福崎九段の手は止まり、じっとニコニコ生放送を見ている)